お役立ち情報

  • 2019.02.12

井の頭線で思うこと5選

恥の多い生涯を送って来ました。 自分には、人間の生活というものが、見当つかないのです。 自分は東北の田舎に生れましたので、汽車をはじめて見たのは、よほど大きくなってからでした。自分は停車場のブリッジを、上って、降りて、そうしてそれが線路をまたぎ越えるために造られたものだという事には全然気づかず、ただそれは停車場の構内を外国の遊戯場みたいに、複雑に楽しく、ハイカラにするためにのみ、設備せられてあるも […]

  • 2019.02.12

今日のお宿が凄かった話

自分の目を疑った。 今日の宿は、豪華絢爛な格式高い老舗のお宿と聞いていたのだが、連れてこられたこの場所で目の前に広がる光景はとでも言葉では表すことのできないものであると。 何度見ても、現実感がない。まさに自分自身を信じられないのである。早くこの続きを書きたくて仕方ないが、もったいつけて、それまでの経緯を先に書かせていただく。 話の発端はこうだ。 たばこは児のかっこう窓たちを楽長から見かっこうましま […]

  • 2019.02.12

祇園精舎

『平家物語』冒頭部分です 祗園精舎の鐘の声、 諸行無常の響きあり。 娑羅双樹の花の色、 盛者必衰の理をあらは(わ)す。 おごれる人も久しからず、 唯春の夜の夢のごとし。 たけき者も遂にはほろびぬ、 偏に風の前の塵に同じ。 口語訳 祇園精舎の鐘の音には、 諸行無常すなわちこの世のすべての現象は絶えず変化していくものだという響きがある。 沙羅双樹の花の色は、 どんなに勢いが盛んな者も必ず衰えるものであ […]